再発予防(三次予防)
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メンタルヘルス対策における三次予防とは、円滑な職場復帰を実現し、なおかつ再発を防止することです。
職場に復帰したら、再発しないように上司を含め職場全体で配慮しなくてはなりません。再発防止には周囲の協力が欠かせませんが、「まだ完全には元の状態や能力に戻っていない」という本人の自覚も大切な要素となります。
休職中の生活リズムから、いきなり仕事リズムに合わせることは、当然のことながら無理があります。職場の上司や人事担当者は、残業をしないよう、また仕事の質や量にも配慮することが求められます。
さらには、職場の雰囲気や環境、同僚などの接し方なども注意して、本人が自然に復帰できるように温かく配慮することが望ましいでしょう。うつ病などにおいては、叱咤激励は禁物です。本人は、早く元通りの仕事が出来るように焦り、頑張りすぎる傾向にあるのが、普通です。完治するまでには時間的な経過が必要です。
また、当事者は、仕事においてはマイペースを維持し、私生活においては生活リズムを整えて休養や睡眠を十分に取り、服薬管理をきちんと行なうことが大切です。
周囲も服薬に対する理解や、精神疾患を患った人が働きやすい職場環境の構築を模索していかなくてはなりません。繰り返しになりますが、うつ病などは誰しもが発症する可能性がある疾患です。たとえ心の健康に不調をきたしても、休職して治療に専念でき、職場復帰を果たした後も、通院の期間が確保されるといった安心感が提供できるような職場、企業のあり方が理想なのです。
こういった安心感が保障される職場・企業でなければ、心の不調を訴える人がいなくなり、メンタルヘルス不全に陥っても早期発見・早期治療ができなくなり、結果的には企業の収益にも悪影響を及ぼすことになります。