メンタルヘルス不全はなぜ起きるのか

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メンタルヘルス不全はなぜ起きるのか

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 メンタルヘルス不全、つまり心の病が発症するメカニズムについて、ここでは触れます。心の健康問題を扱う際に、精神疾患の発生要因を理解するうえでよく使われる考え方が、「ストレス-脆弱性モデル」と呼ばれているものです。

 メンタルヘルス不全は、ひとつの因子ではなく多因子で発症するとされています。多因子とは、「ストレス」と「脆弱性」、そして「対処技能」の3つであり、これらのバランスが崩れてしまった結果、精神疾患が発生すると説明されています。

 「ストレス」には心身への悪さをもたらす悪い面と、反対に人生や生活に喜びや充実感をもたらす良い面のふたつがありますが、ここで扱うストレスとは、病気の発症を促す原因となるものをいいます。

 「脆弱性」とは、心の病気へのかかりやすさ、再発・再燃のしやすさ、やストレスに耐える力(対応力)をあらわします。うつ病にかかりやすいとされている「真面目で几帳面」といった性格傾向も、脆弱性のひとつと考えられます。脆弱性には個人差があります。また、同じ人でもストレスの種類によって脆弱性が異なることもありますし、同じストレスを受けても、その日の体調によって脆弱性が違ってくることもあります。

 そして、「対処技能」とは、睡眠などの「ストレスに対する解消法」のことで、これが豊富であるか乏しいかも大切な因子です。

 この三者のバランスがうまく取れていない場合、些細な環境の変化や日常生活の変化などで、メンタルヘルス不全を起こしやすくなります。精神疾患への対策として考える場合、「脆弱性」に対するアプローチとしてはカウンセリングや、場合によっては薬物治療といった方法も採られます。また「対処技能」に対しては、日常の生活のなかでストレス解消法を、カウンセリング等を通じて多く身につけていくことが求められます。

 通常の場合、私たち人間は少々の環境の変化には対応できます。一時的に心身の疲労を抱えても、一晩休息をとれば翌日には元気になります。しかし、このように状態を改善できないままに心身の疲労が蓄積されてくると、過労状態になり「脆弱性」が大きくなっていきます。そして、この悪循環が長期間続くことによって心の健康が害されることになってくるのです。

         

メンタルヘルスとは

メンタルヘルスは、「心の、精神の健康」のことを意味します。

本カテゴリーでは、メンタルヘルスとは一体何なのか、その不全状態は何故起こるのかなど、基本的な事柄について触れています。

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