ストレスと過敏性腸症候群

メンタルヘルスとは? Top >  ストレスと心身症の関係 >  ストレスと過敏性腸症候群

ストレスと過敏性腸症候群

スポンサードリンク

 たとえば、出勤しようとすると腹痛を起こしたり、便意をもよおしたり、下痢に悩ませられたり、という症状に頭を痛めている人が少なからず存在します。これが、典型的な「過敏性腸症候群」の症状です。ストレスが原因で、下痢や便秘を繰り返す便通異常と定義づけられ、心身症のひとつとして知られています。

 仕事や人間関係の悩みが多いなど、ストレスフルな現代社会では急増している心身症です。休日など心身ともにリラックスしている状況下では、症状が現れないこともあります。大事な場面で決まって症状が現れるので、職業生活や私生活に支障をきたすことも少なくありません。

 過敏性腸症候群は、症状の特徴で分類すると以下のように4つのタイプに分けられます。女性には便秘型が多いといわれています。

 ①下痢型
   腹痛を伴う下痢症状が一日に何回も起こる。

 ②便秘型
   腹痛を感じてトイレに行っても便が出にくい。便が出ても、コロコロした硬い便
  や細い便である。排便しても不快感があり、残便感がある。

 ③交代型
   下痢と便秘を数日間おきに繰り返す。

 ④ガス型
   お腹が張って、ガスが頻繁に出てしまう。

 このような症状に加えて、頭痛や食欲不振、吐き気、腹部膨満感などの症状を伴うこともあります。

 過敏性腸症候群の原因は、繰り返しになりますが「ストレス」です。自分のなかでストレスが処理できない状態になると、自律神経のバランスが崩れて腸管などの消化管に影響を与え、その結果として便通障害が起こるというメカニズムです。

 過敏性腸症候群は、神経症的な傾向のある人、まじめな人、情緒が不安定な人、気の弱い人などがかかりやすいといわれています。また、職業上ストレスなど負荷の多い年代に属する人や、そういった職種に属する人もかかりやすい傾向にあります。

 治療としては、症状や人に応じて食事療法や生活習慣の改善を図りつつ、必要な場合には薬物療法(精神安定剤や抗うつ薬などの投与)も併用する場合があります。また、ストレスの緩和法として、自律訓練法などを取り入れる場合もあります。

         

ストレスと心身症の関係

心身症は、身体病のなかで発症や経過にストレスが関与しているもので、多種多様な病気があります。
心心身症はストレス病とも呼ばれているように、治療には心理的・社会的ストレスの低減や対処が必要です。

関連エントリー

ストレスと心身症 ストレスと糖尿病 ストレスと過敏性腸症候群 ストレスと慢性頭痛 ストレスと胃・十二指腸潰瘍 ストレスと神経性胃炎(NUD) ストレスと過呼吸(過換気症候群)