ストレスと神経性胃炎(NUD)
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一般的に「胃炎」とは、胃の粘膜に炎症を起こした状態をいいます。そして、胃炎を大まかに分類すると、「急性胃炎」「慢性胃炎」「神経性胃炎」に分けられます。
このうち、「神経性胃炎」は胃炎と同様に、胸やけ、むかつき、腹部膨満感や痛みなど、慢性的な胃の不調が症状として現れる心身症のひとつです。胃炎と同様の症状があるにもかかわらず、内視鏡等で検査しても、出血や潰瘍などの異常が認められない場合は、「急性胃炎」や「慢性胃炎」とは別に、神経性胃炎と診断されます。
神経性胃炎は、胃神経症とか、NUD(non-ulcer dispepsia:上腹部不定愁訴、機能性ディスペプシア)とも呼ばれています。
神経性胃炎の発症のは、過度のストレスの蓄積が関与しており、同時に「うつ病」などの精神疾患を伴っていることも多いといわれています。したがって、胃の不快感と同時に、不眠や倦怠感などの症状も認められる場合は「神経性胃炎」が強く疑われます。
ストレスが原因で自律神経のバランスが崩れ、交感神経が昂ぶった状態が持続すると、胃の血流が悪くなって胃粘膜の抵抗力が弱まります。さらに胃自体の運動も低下するので、食欲不振や消化不良など胃炎に症状もあらわれてきます。これが、神経性胃炎の発症メカニズムとされています。
治療法としては、精神の安定を図ることを目的に、気持ちを落ち着かせる薬(精神安定剤)の投与や、
健胃剤、消化剤、制酸剤などの消化管運動機能を整える薬が投与されます。また同時に、ストレス要因を明確にして、その軽減・解消へ着手すること、さらには暴飲暴食など生活習慣に改める点がある場合には、その改善に努めることも大切になってきます。