ストレスへの気づき
スポンサードリンク
メンタルヘルス対策を考える場合、その基本となるのは、自己の「ストレスへの気づき」です。メンタルヘルスに不調をきたしたことがわかり、適切な治療を受け快復を図ることも勿論必要なことですが、その前の段階でいかに食い止めることができるのかという予防の視点が、より大切になります。
ストレスは、個々人でその受け取り方や感じ方が異なります。ある人は、負担に思わないことでも、別の人にはストレスの種となり得ます。また、ストレス要因と本人が自覚していないことでも、そのストレスと心身の不調が密接に関係していた、ということも少なくありません。さらに、そのときの置かれている状況・環境(例えば、体調の良し悪しなど)によっても、感受性が違ってくるものです。このように、その人にとってのストレス要因が、すぐに明確になるわけではないことが難しいところです。私たちは自分のことは自分が一番よくわかっていると思いがちですが、ストレスと心身の状態の関係においては、必ずしもそのことが当てはまらないことを肝に銘じておかなくてはなりません。
こうしたことから、ストレスとメンタルヘルスの関係について正しく理解しておくことと、ストレスを受けたときの心身に現れるサインを知識として知っておくことが必要です。これらのことは「労働者の心の健康の保持増進のための指針」においても、セルフケアとして示されています。
また、ストレスに気づくためには、自分の状態を客観視する必要があり、それには「ストレスチェックシート」と呼ばれるものが役に立ちます。自分自身のメンタルの状態だけでなく、身体の状態においても気づきを得ること、そのことが結局は疾患の予防にもなり、早期の治療にもつながります。気づきを得ることで、しっかりと疾患と向き合い、積極的休養と治療に取り組むことができる人も少なくはありません。