うつ病発症の原因

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うつ病発症の原因

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 うつ病発症の原因には、さまざまなものが考えられます。大きく分けて、遺伝的な要因、心理的な要因、そして脳内の神経伝達物質の働きなど生物学的な要因です。

 遺伝的なものが原因となる場合、親からの遺伝子を受け継いだからといって必ず発症するわけではありません。そのような素質をもった人は、統計的にみて何らかのきっかけで発症するリスクが高いというだけです。

 一方、心理的なものを原因とする場合、その最大のものは、やはり「ストレス」ということになります。長時間労働などの心身の疲労、リストラなどの将来への不安、昇進や異動など業務の質的な変化、劣悪な職場環境などストレスとなるものは周囲に溢れています。そのほか、職場以外においても、家族間の不仲、親の介護問題、親しい人との別れなど、私的な生活に関わるものも少なくありません。また、これら以外にも、結婚や引越しなど環境が劇的に変わる場合や、出産や子供の結婚、独立といった一般的には好ましいとされる出来事なども引き金となり得ます。

 そして近年注目されているのが、脳内の神経伝達物質が枯渇することによって発症するという考え方です。その神経伝達物質とは「セロトニン」と「ノルアドレナリン」のことをさしています。

 このセロトニンとノルアドレナリンは両者とも興奮性の伝達物質です。これらが脳の神経細胞から適切な量だけ放出されなければ、隣接する神経細胞がそれらを受け止めることができません。その結果、心や感情の安定が損なわれ、うつ病が発症するとされています。これらの神経伝達物質はアミノ酸から合成されるため、日頃の食事内容、つまりタンパク質などの栄養素に配慮することが重要だといわれています。さらに、アミノ酸から合成される際には、特定のビタミンやミネラルの働きが関与するため、それらの不足がないように注意する必要があります。


参考図書:『心の病は食事で治す』生田哲著(PHP新書)

         

うつ病・うつ病性障害

日本人が一生涯で「うつ病」に罹る率は5~8%といわれています。
うつ病が、これだけ身近な疾患であるにもかかわらず、未だ偏見も多く、基本的な知識さえも普及しているとはいえないのが現状です。

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