うつ病の治療

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うつ病の治療

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 うつ病の治療は、早期であればあるほど完治までの期間が短いと一般的に言われています。本人自らが異変を自覚し病院の門を叩くことはあまり期待できないため、多くの場合、変化に気づいた周囲が受診を促す必要があります。

 医療機関としては、精神科や神経科、心療内科など心の問題を専門に診る機関を受診することになると思われます。うつ病の発症が濃く疑われる場合、偏見などの心理的抵抗を捨てることと周囲も勇気を持って「精神科」の受診を勧めることが好ましいといわれています。心療内科は本来「内科」であり、診察対象は体の症状であることに注意する必要があります。精神科はその人の"こころの状態"を診、また同時に体の症状も診るなど、2つの側面から当人を診察するので最初から精神科を受診することが望ましいのです。

 こうして専門医療機関を受診したら、医師の指示に従って治療をすすめていくことになります。治療には休養、薬物療法、精神療法の3つがあり、これらを上手く組み合わせながら完治を目指すことになります。中心となるのはストレスの原因となるものから遠ざかり休養に専念することと、薬物療法を継続することです。

 まず初診においては、細かな精神症状に関する質問や、メンタルヘルスの不調を自覚するまでの経過、そして私生活と職業生活の実態についてなど、問診を受けることになります。診断を確定するためには、問診は欠かせません。

 そして、診断を確定すると同時に、何らかの薬物(抗うつ薬)が処方され、同時に私生活と職業生活に対してアドバイスがなされます。また、必要であるならば、休職のための診断書も出されることになります。

 二回目以降の受診は、最初の受診から1週間後となることが多いとされています。ここで投与した薬剤の種類と量が適切であるかどうか、副作用はどうなのか、など総合的に判断して、薬剤の調整を行っていきます。適切な投与量が決まれば、それ以降は大体2週間毎の受診となるケースが殆どです。薬を飲んだからといった劇的に効果が現れるのではなく、効果が出てくるまで3週間くらいは要するといわれています。

 薬の効果が適切に出現し、症状の緩和が確認でき次第、薬物療法と並行して精神療法が開始されることが普通です。カウンセリングによって、発症の原因の追求、そしてストレスへの対処の仕方、物事の考え方や捉え方、自分の思考のクセなどを見直していき、考え方や価値観などをプラスの方向へ変換させていく試みがなされます。これ以外の精神療法として、家族療法や集団精神療法(グループセラピー)を行う医療機関もあります。

 こうして、どれくらいの期間休養するのか、そして服薬を続けるのかということは、医師の指示に従うとになります。うつ病の症状は一進一退を繰り返しながら、徐々に快方に向かっていくので気長に治療に専念することが必要です。症状がかなり軽快したからといって、自らの判断で服薬を中止したり、受診することを止めてしまうと再発のリスクが高くなります。復職した後も、服薬と通院はしばらくの間、継続していかなければなりません。

         

うつ病・うつ病性障害

日本人が一生涯で「うつ病」に罹る率は5~8%といわれています。
うつ病が、これだけ身近な疾患であるにもかかわらず、未だ偏見も多く、基本的な知識さえも普及しているとはいえないのが現状です。

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