うつ・うつ病に見られる症状と主な原因
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■うつ病の症状とは
うつ病の症状の多くは、大まかには以下の経過をたどるとされています。
「おっくう」で「抑うつ気分」 ⇒ 「自身のなさ」 ⇒ 「考えがまとまらない」
⇒ 「やる気が出ない」 ⇒ 「何をしていいかわからない」
⇒ 「もう自分はだめだ」 ⇒ 「死んだほうがいい」
■うつ病の兆候と経過
『行動面での兆候について』
上記の症状で触れているように、うつ病の最初の兆候は「おっくう」(何をするに
しても「おっくう」と感じてしまう)です。この「おっくう」が続き、抑うつ状態に
落ち込んでいくようならば、それは"うつ状態"であるといえます。
この状態の時に、本人が仕事上で失敗をし、そのことを上司や周囲から指摘を受けると
「自身のなさ」につながります。ここで注意すべきことは、当人が「抑うつ気分」である
かどうか見極めることが重要です。上司が仕事に対して完璧を期そうという思いがあると、
部下への指摘につながり当人を追い込んでしまう結果となります。
次に「何をしていいかわからない」以降の段階になると、誰かに助けを求めなければ
ならない(誰かが手を差し伸べなければならない)状態であり、当人へのサポートが絶対
に必要となってきます。
この段階で当人にみられる行動上の特徴としては、以下のものが挙げられます。
①遅刻が増える
②すぐに帰宅しないようになる
③定刻ですぐに帰宅するようになる
②は、家に帰っても気分が晴れないからです。これは、職場でルーティンの仕事をして
いる方が気持ち的に楽であることが多いことによります。特に主婦層などは、家に帰ると
ルーティンから外れる仕事がたくさんあります(子育てや調理等々)。
一方、③については②の行動とは一見矛盾するようですが、これも危険な兆候とみなさ
れます。現実逃避の1つのサインとして捉えるべきなのです。
このように、早く帰宅するのも、また反対に遅く帰宅するのも日常生活の乱れの一種
なのです。
『体調面での兆候について』
また、行動面での特徴以外に、体の変調の訴えが出てきます(頭痛・耳鳴り、風邪を
ひきやすい、手足のしびれ・痛み)。この段階では、うつ病の入り口に立っていると認識
しなければいけません。
この段階で多くは通院に踏み切りますが、たいていの場合は内科を受診し、「特に異常
なし」という診断をもらってくることになります。
重要なのは、この段階で上司として精神科の受診を指示できるかどうかです。信頼できる
精神科の医師を、上司として把握しておく必要があるといえるでしょう。心療内科の受診は
手遅れになる場合があり、勇気を持って精神科の受診を勧めるべきです。
心療内科は、あくまで内科であり診察対象は体の症状です。一方、精神科はその人の
"こころの状態"を診ます。また同時に体の症状も診、2つの側面から当人を診察します。
■信頼できる精神科の医師とは
信頼できる精神科医師の見分け方のポイントは、以下のとおりです。
①多剤投与していないかどうか。
多剤投与は危険です。本人の訴えの全てに応じて、個々の症状を抑える薬を
処方する医師は×。
②本来は単剤投与が基本(せいぜい2剤投与まで)。
ターゲットを決めて(本質を見抜いて)取り組んでいるかが、薬の出し方で
わかります。
③症状の改善がみられない時、3週間で薬を変えているかどうかも重要。
したがって、1週間毎に薬を処方する先生は信頼がおけます。
大抵の場合、薬の処方は2週間毎ということが多いのですが、本来は好ましく
ありません(結果的に4週間服用し続けることになるため)。