なぜ、いま"うつ""うつ病"が増えているのか
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戦後日本は近代化・近代工業化を急ぐあまり、「スピード重視/S」「生産性の奨励/S」「管理強化/K」「画一化推進/K」を掲げ邁進してきました。
子育てにもこの考えを取り入れてしまったのではないでしょうか。このことは、子供への声かけにも見て取ることができます。すなわち、「早くしなさい」「頑張りなさい」「しっかりしなさい」「皆と同じにしなさい」という声かけです。
さらに追い討ちをかけてきたのは、「他人に迷惑をかけない」「何でも自分でやるように」といった考えが美徳であるとされたことです。
このような考えで親や学校の教師から教育を受けてきた結果、人の助けをかりないようになり、さらに人に弱みをみせないようにもなり、そして人に弱みをみせることが嫌なために、人と交流することをしなくなったのです(人との距離感が遠くなっている)。
これらのことが、人のこころが育たない最大の要因といえます。上司は、部下がどのように育ってきたかを理解していく必要に迫られています。こころのつくりがどうなっているのかを見極め、どこが弱いのか、どこを補強しないといけないのかを考えていくことが必要となっています。
戦後の団塊の世代においても、こころの弱い人が少なくありません。その弱い世代に育てられた部下の世代は、さらにこころが弱いということを認識しておかなければならいでしょう。