うつ・うつ病の早期発見と早期介入
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■早期発見を考える前に
上司として部下の心の健康状態に配慮し、”うつ状態”や”うつ病”の早期発見にむすびつけていく には、普段から心がけておかなければならない大切なことがあります。それは以下の4点です。
①「人を病名からみない」、「病名で人を判断しない」、「病名をつけない」。
以上の3点を肝に銘じておく必要があります。上司として、人として基本となる姿勢です。
②面接のコツを身につける
表情・態度・言動・行動、意識、見当識、記憶、知能把握。普段の日常の会話や様子の
中で、これらの項目をチェックする習慣を持つようにします。
③重点をどこに置くか考える
疎通性、注意、思考(思路、内容、知識)、感情、意志意欲。日常行動の中で質問項目と
してつくり、当人に投げかけてみます。
④うつ・うつ病を疑うときは
「知」(思考の内容が貧弱か)、「情」(気分の落ち込みがあるか)、
「意」(発動性の低下があるか)の3つの側面からチェックします。
■早期介入の前に
上司として早期介入を行う前に、部下の以下のような傾向を知っておくこと必要があります。
①こころのひ弱な若者が多い。
②型にはまることが楽な生き方だと思っている(型から外れることを嫌がる)。
③小さなときから決められた道を歩いてきた。つまり、冒険はしないし、思いがけないこと
もしない。
④失敗もしないかわりに、成功感もない。このことが、今の教育で一番の問題。
⑤褒められた経験はあっても、叱られた経験がない。
⑥決まった道から外れるとパニック、失敗するとパニック、叱られるとパニックを起こ
す。
近年、「引きこもり」が増えているのも、心のなかに「失敗したくない」という気持ちがある
からなのではないでしょうか。したがって、上司は育てなおしをする考えでもって部下と接
していく必要があるといえます。褒めるだけではダメ、失敗しないように手を出すのもダメ、
どこで失敗したのかを一緒になって考えていく姿勢が大切になります。
■うつ・うつ病と生きる意欲の低下
苦悩・苦痛・不安が増大すると、精神的な活力が減退し、生きる意欲の低下が起きます。
しかし、このようなことは表にでてこないこともあます(それを見せない人もいる)。
したがって、上司としては、「失敗しない」「手がかからない」部下ほど注意しておく
必要があります。
部下が個人的なことを話すようになったときには、注意する必要があります。上司として
は話を聴く態度で接することが大切です。